色々ありすぎて整理しきれない 色々ありすぎて色々分からない 色々ありすぎだから思ったまま、考えずに過ごそう 人間万事塞翁馬 26 …なんかやけに明るいな。 いつもは少し暗いぐらいの時間に目が覚めるのに。 え…ってことは、いま何時? たしか昨日、明日は現場直行で施主と打合せ、とかって私言ってなかったっけ? それで車の中に必要なもの全部入れてきたはずなんだけど。 え、それってちょっとヤバくない? だって、たしかあの施主さんとこの現場って、家から直行しても1時間はかかったはずよね。 峠越えないといけないから。 え、待って待って…それヤバいよ。 絶対、これヤバい気がする…だって、目を瞑ってるのにこの明るさ……! 「ヤバい!遅刻する!!」 私は勢いよく飛び起きた。 と、同時に右の指先に鋭い痛みが走って、そのまま身体を丸めた。 あと、なんか身体が筋肉痛みたいに怠い。 視線を落すと、右手首から人差し指と中指の先まで晒しが巻かれている。 そこで、はたとして左を見ると、見慣れない壁。 見慣れないと言うか、自宅の壁ではない。 そこに時計がない。 ああ、そうだ、ここ文則さんちだ。 「よ、よかった…私んちじゃなくて、文則さんちだここ…夢だった、良かった…」 私は胸をなで下ろす。 本当良かった、夢で。 「あそこの施主さん、まるで、いま堅気へ足洗いましたっていわんばかりの風体の人だから、失敗すると何かあるんじゃないかってちょっと気張ってたのよね、異常なほど神経質だし…良かった、夢で……勤続年数○年にして初めて遅刻するとこだった…」 そこまで言って、なんとか落ち着いた私は、直ぐ近くに気配があることに気づいて、ゆっくり首を右に向けた。 そこには案の定、文則さん―平服だった―がハトが豆くらったみたいな顔して立っていた。 「い、今の聞いてました、よね…!恥ずかしい…見なかったことにして下さい!!いっった」 私は全力で顔を両手で覆おうとした。 けど、また指先に痛みが走ってそれは出来なかった。 …わ、私、何回文則さんの前で失態を…! その時だった。 「、無理はするな……良かった、目を覚ましたのだな」 文則さんは寝台の前で片膝をつきながら、私の右手を労わるようにその手に取って包むようにした。 いつも眉間に皺を寄せて難しそうな顔をしている文則さんが、今は柔らかい表情をしている。 それを見て、肩から自然と力が抜けた。 「はい…おはよう、ございます。文則さん」 「ああ、おはよう。」 右手の、文則さんの肌と触れてる場所が温かい。 一息ついたとき、耳に届くある音。 何かが騒がしくこちらに近づいてくる。 私と文則さんはどちらともなく、互いの手をはなした。 この騒がしいの、なんだろう…。 「う、于禁殿!いま、何か声が!」 「李典殿、どうして君が先に…」 「まあまあ、二人ともとりあえず落ちついて」 「満寵殿、一人抜け駆けしようとしても無駄だよ」 なんか出てきたと思ったら、よく分からない攻防が繰り広げられてる…。 なに、アレ。 「まったく…ここは私の邸だと何度言えば…」 文則さんが呆れた声で立ち上がり、そちらを見る。 私はただ疑問符を浮かべた。 何度? え、何度もやってるの?あんなことを? なんのために? 私はその時深く考えずにそう思った。 そして同時に心の中で考える。 ていうか、コントでもしてるのかな、あの人たちは。 何かもみくちゃになってるけど…。 あれ、あの中に天才軍師いるよね。 天才…軍師…? 天才…? …あ、だめだ、私…これ…つぼる…。 なんでか分かんないけど、ダメな奴だわ、これ。 やばい、もう我慢できない。 なんかよく分かんないけど、もうなんかスイッチ入る。 だめだめ、もう、ムリ! 私は静かに噴き出した。 そして、止まらなくなった。 「あはははは、やだ、可笑しい!何やってるんですか、郭嘉さんまで…!軍師さんでしょ?やだ、おかしい…だめ、あはは」 私は顔を布団にうずめて身をよじった。 腹が痛い。 誰か助けて。 「あー、だめ!あはは‥やばい、ツボに入った!あはは、止まんない、お腹苦しい!ヤバい、死ぬ…!お腹痛い」 だめだ、本当に止まらない。 笑い死ぬ! 「あははは、だ、だめだ…!もう、もうムリ!」 それからやっと私はひいひい言いながら、顔を三人の方へ向けた。 こちらをただ唖然と見ている三人に、私は涙を拭って言った。 ついでに、呼吸を整えながら落ち着かせる。 「ど、どうしたんですか?伯寧さんはともかく、郭嘉さんや李典さんまで揃ってらっしゃるなんて」 そんな私の問いに、いつもの調子を取り戻した郭嘉さんが答える。 「心外だね、。君が心配で目が覚めるのをずっと待っていたのに」 それから、李典さんがうしろ頭を掻きながらあとにつづけて言った。 「郭嘉殿の言う通りだぜ、。ま、この時間帯を選んだのは俺の勘、だけどな」 私は落ち着いたところで驚いた。 なににって、当然二人の答えに。 私は気を失う前に何があったかを全部もう思い出してる。 それからどのぐらい経ってるのか知らない。 短いのか長いのかもわからない。 ずっとっていうぐらいだから、多分そんなに短くはないんだろうと思う。 2、3日位? だけど…。 待っててくれた? 私が目を覚ますのを? ずっと? なんで待っててくれたのか、理解しようにも頭が回らない。 結構テンパってんだな、私…。 だけど、どうして。 血が繋がってるわけでもないし、そんなに親しいってわけでもないのに。 伯寧さんが、いつもみたいに笑みを浮かべて、私を見てる。 私はそれに気づいて視線をそちらに向けた。 「おはよう、。そして、おかえり」 一瞬、時間が止まった気がした。 一拍おいてから、私は深く考えず、ただ思ったまま返した。 「おはようございます、伯寧さん。ただいま帰りました」 それから、郭嘉さんと李典さんを私は順繰りに見ながら言った。 「郭嘉さん、李典さんも。おはようございます」 「ああ。、おはよう」 「おはよう、」 誰ともなく笑った。 李典さんが唐突に、そんな風に笑えるんだなとか言うので、私も人ですから、と返す。 だけど、確かにこっちにきてからこんなに笑ったのは初めてだし自分の今までを思い返してみても、もう何年もこんなに馬鹿笑いしたのは無かったと思う。 そんな話もした。 その後、暫くして侍女さんが呼んでくれた医者が来た。 とりあえず身体を見るっていうので、殿方四人は退出する。 それから医者の問診受けたり、軽い食事とったり。 気持ち悪いでしょうからって侍女さん達が身体拭いてくれて、着替えさせてくれる。 何故か皆さん待っててくれてるみたいで、申し訳ないやらありがたいやら。 着替えてさっぱりしたおかげで、気分もちょっと晴れたし、おまけに何かお香を使ってくれたのかいい香りがする。 なんという気遣い…! たしかに風呂に浸かってない私は、少し不安に思っている。 何にって、自分の体臭に。 ああ、だから、本当。 ありがとう! 侍女さん大好き! そんなことを思っていたら侍女さんが退出したあと、一言断わってから文則さん達が入ってきた。 立っていると少しだけふらつく。 だから、私は悪いとは思いつつ寝台に腰掛けたまま、四人を迎えた。 て言っても、ここ借りてる部屋だけど。 部屋に椅子が二脚しかなかったので、文則さんと郭嘉さんがそれを使って伯寧さんと李典さんがそれぞれの後ろに立ってる。 勿論、私の目の前で。 やっと落ち着いたところで、さらに侍女さんが来客者を二人連れてきたのはさっきのこと。 で、今そこに並んだ。 荀ケさんと荀攸さんが。 今さらだけど、文則さんだけは平服…ってことは、他は勤務中? …勤務中……仕事は? そう思いながら、改めて全員を見る。 こうやって揃って並ばれると、やっぱり普通じゃないよね。 慣れたかと思ったけど、そんなことなかったわ。 目の保養を通り越してるわ、やっぱり。 勘違いだったわ、私の。 「なんといいますか…かえって、すみません」 荀ケさんがそう言った。 うん、気持ちは分かる。 私も逆の立場だったら、多分そう言う。 だけど、気にはしてない。 「いえ。居候の私が言うのもなんですけど、わざわざお越しくださってありがとうございます」 「横にならなくて、大丈夫なのですか?」 荀攸さんが言った。 私は荀攸さんを見ながら答える。 「はい。医者も、食事の量を徐々に増やして回復を待てばいいと。打ち身の方も、三日安静にすれば問題はない、とおっしゃってました。私自身も気分はいいですし、右手はしょうがないですけど、問題はないです。お気遣い感謝します」 「そうですか。それなら少し、安心しました」 「ええ。公達殿に同じく。ただ、殿。くれぐれも無茶だけはお控えください。主公や他の者も皆、そこを心配しておられます」 神妙な面持ちで言う荀ケさんの言葉を聞いて、私は一度、目の前の全員を見回した。 誰も何も言わないけど、皆おんなじ様な顔をしている。 私、そんなに無茶したかな…? ……したか、いま思えば、無茶といえないこともないか。 あれ以外選択肢なかったとはいえ、まあ、無茶といえば無茶…した、かな。 …しま、したね。 そういうことにします、ね。 そんなじっと見られると、すごく居辛い…。 「…はい、以後気をつけます」 「気をつけます?」 即答で返ってくる。 声がした方に顔を上げると、伯寧さんがすっごい、いい笑顔だった。 …逆に怖い。 分かって…やってますよね…。 「いえ、しません」 「うん、いい返事だ。忘れないでね、」 「はい…」 な、なんで私が…。 そんなに悪いことしましたか、私…。 こういうの、何年かぶりだ。 そんなことを考えていると、郭嘉さんが私の名前を呼ぶので、顔を上げた。 郭嘉さんが言う。 「ところで、ここでこんな話をするのもどうかとは思うんだけど…伝えるだけ伝えてもいいかな?」 「…?はい、なんですか?」 「勿論、身体が回復してからだけど…暫くの間、私が準備する資料を主公への報告書として、君にまとめてもらいたいと思っている」 「郭嘉殿、何もいま、そんな話をしなくても」 李典さんが郭嘉さんに言う。 私は言った。 「いえ、構いません。何か、確認しておきたいことがあるんですね?先に」 「は話が早くて助かるよ」 郭嘉さんがそう言うと、李典さんは腕を組んで面白くなさそうな顔をした。 私は苦笑いするしかない。 郭嘉さんが続ける。 「まさか、とは思っているんだけれど…は字を書けるよね?」 「はい、書けますよ……あ、だめだ、書けるけど…」 「何か問題が?」 「あ……分かった」 そう言って伯寧さんが手を叩いた。 皆がそちらを見る。 伯寧さんが私を見て行った。 「字は書けるけど、文が書けない。違う?」 「そうです、そのとおりです」 「ああ…どういうことだ?」 李典さんが頭を掻いた。 ただ、荀ケさんと荀攸さんは納得しているようだった。 だけど、私はそこで疑問に思う。 なんで、伯寧さんはそんなこと知ってるんだ? 私はまだ誰の目の前でも、メモとったりなんかしてないぞ、と。 そんな私を見透かしたように、伯寧さんが私に言った。 「と話をした部屋の壁に、額縁がかかっていただろう?」 私はそれを思い出す。 あったっけ、そんなの。 ……。 「あー、あったような……あ、あれか!書道コンクール…えーと、競技会で貰った賞状か」 確か、小学生だかの時に貰ったヤツでじいちゃんに見せに来たら飾ってくれたんだっけ。 あったな、そんなこと。 「うん、多分それだと思う。変わってるなー、とは思っていたんだ」 「なるほど…しかし、よく見てますね、伯寧さん」 「まあ、なんて言ったってこっちと似てはいるけど、変わった造りの建物だったからね。だから、たまたま目に留まったんだよ。なんにせよ、あんな状況じゃなきゃ、ゆっくり見て回りたかったな」 「…まあ、たしかに…私も見慣れない建物見ると同じことしますから、気持ちは分かります」 そう私は思ったまま返した。 そこへ郭嘉さんが口を開く。 「…しかし、それはちょっと困ったね。文が書けないんじゃそこから始めないとだめ、かな…」 「いや、そんなことはないかもしれない。確か、こちらと同じような字も使ってたよね?」 「え?ああ、はい。もともとはこちらから伝わってきて、一部が独自発展したようなものですから」 「なるほど…全くわからないわけでもない、ってことかな?」 郭嘉さんの問いに、私は頷いた。 「私たちの方では、漢文って言うんですけど、多分伯寧さんが書いてたのはそれが近いと思います」 「へえ、漢文…」 「はい」 伯寧さんが顎に手を当てて呟く。 まあ、多分そのまんまなんだろうけど、世界が違うからな。 分かんないもんね、そこが…。 郭嘉さんが言った。 「因みに聞くけど、はその漢文を読んだり書けたりはするのかな?」 「んー…やろうと思って出来ないことはないですけど、自分で文章は作れません。ただ、暗記してるのでよろしければ書いてみましょうか?それが同じか確認できれば、私も参考になるか判断できますし……まあそんなに字、上手くないですけど」 「の身体の負担にならないなら、是非、お願いしたいね」 「はい、いいですよ」 「では、準備をさせよう」 そう言って文則さんが侍女さんを呼ぶ。 暫くして、侍女さんが文具一式を持ってきた。 その間に、文則さんにはお礼を言っておきました。 それはさておき。 持ってきてもらったこれ、筆とか硯とかはいいと思うの。 …竹…竹のこれ…簡っていうんだっけ? マジで竹だ…。 私は思わず、それ―幅が2.5センチ内外、長さが25センチ内外―を手に取って呟いた。 いや、彭城で竹簡は見たけど、そういうんじゃないでしょ。 「竹だ…本当に竹だ…」 思わず呟いた私の言葉に、文則さんが言った。 「そういえば、は満寵殿に紙を渡していたか」 「紙…。殿のところでは紙は容易に手に入るのですか?」 荀ケさんが問うので、私は見上げながら頷いた。 「はい、普通書き物は全て紙です。筆もあまり使わないですし……まあ、その話はまた今度ゆっくり。とりあえず、本題入ります」 荀ケさんが微笑を浮かべて頷いた、その時、李典さんが言った。 「おいおい、ちょっと待てよ、。あんた、どうやって書くつもりだ?その手じゃ書けないだろ。言っとくが、無理すんのは無しだぜ」 私の右手を指差す。 私は、左手にしていた竹を、くるっとまわして鉛筆を持つように握り直した。 「私は両利きです。まあ、筆はあまり左で持ったことないですけど」 「殿は、基本的に器用なのですね」 「う〜ん、そうなるんですかね…?」 私は荀攸さんにそう返した。 荀攸さんは、そうです、と言って頷いたので、そういうことにしておくことにした。 竹を右に持ちかえようとしたら郭嘉さんが持ってくれるっていうので、書きにくそうだな、とは思いつつうっかり指の痛みで落としてもしょうがないのでお願いした。 準備してくれてたらしい伯寧さんが、私に墨を吸わせた筆を渡してくれる。 私はそれを受け取ると、郭嘉さん、もとい竹に向き直った。 「えーと、何にしようかな…どっちにしても皆さん知ってそうなのがいいですよね」 「まあ、なんでも構わないけれど。こちらが分かるものなら、それはそれで助かるよ」 「ああ、じゃあ、あれにしよう。最初に言っておきますけど、これ選んだのに深い意味はないですからね」 「うん、わかったよ」 それから私はそれに書いた。 思っていたより滲まない。 途中、伯寧さんに再度墨を含ませてもらった。 書き慣れない体勢で、書き慣れないものに書いたので、書き辛いのは仕方ないけど。 本当に下手な字だな。 伯寧さんの字を思い出して、私は一気に気分が萎えた。 書き上げた字を、郭嘉さんが一部だけ読み上げる。 「百戦百勝は善の善なる者にあらざるなり…孫子か」 「殿は孫子をご存知なのですか?」 荀ケさんが言った。 私は中空に目をやる。 「んー、まあ…さわり程度ですけど」 真相は、社長から経営方針とかの相談を受けることがあったものだから、経営戦略的な意味でそういう兵法書とかも応用すれば役立つのかなーと思って一時期古今東西読みふけったのよね。 なんで一従業員である私に相談するのか、いまいち社長の意図は分からなかったけど…。 懐かしいわ。 何度でも言う。 懐かしいわ。 「それにしても、は綺麗な字を書くね」 「郭嘉殿のおっしゃるとおり。整った綺麗な字です」 私はその呟きを聞かなかったことにした。 綺麗なわけあるか…。 確かに朝出勤前の三十分だけ習字するの日課だったから行き成り筆握るよりはマシだとは思うけど。 あなた方には到底及ばないと思いますよ。 「この字なら、報告書を上げるにも申し分はなさそうだね。あとはまとめられるかだけど…孫子を理解できてるなら、まあ、多分大丈夫かな」 「え、理解できているかはさておき…そんな怖い、多分と大丈夫を聞いたことないですけど…み、見本になるものをお借り出来るなら、なんとかしてみます」 「いくらでもあるから、是非参考にしてほしい。分からなかったら聞いてくれても構わないよ」 「もちろん、そこは当てにさせて頂きます」 私は郭嘉さんに頭を下げた。 初めから不可避そうだし…大人しく受けとこう。 それに、人間何事も挑戦よね。 ぶっちゃけていえば、半分は不安だけど半分は割と面白そうと思ってるし。 もちろん文を覚えること、に関してだけど。 まあ、どっちにしろ文が書けないとこの先仕事を続けるのは難しそうだし、早い段階で覚えられるならこれ以上のチャンスはないと思う。 そんなことを思っていたら、荀ケさんがところで、と切り出した。 「他にはどんな字を使われるんですか?」 「それは、俺も気になりますね」 私は荀ケさんと荀攸さんに視線を上げた。 興味津々、といった感じだったのでここまできたらと思い私は言った。 「そうですね、折角だから書いてみましょうか。そういえば、こちらにきてから文字を全然書いてないですし、ちょっと恋しい」 言うや、伯寧さんが準備をしてくれる。 郭嘉さんが新しい竹に持ち替えて、私は墨を吸い直した筆を持った。 「とりあえず、かな文字並べようかな…」 私はまた、竹に向かって書き始めた。 「いろはに…あ、しまった」 癖でこっちから書いちゃった…。 50音順で書くつもりだったのに…。 仕事柄、通り芯の記号振るのに使っていた私は職業病か、と内心呆れた。 「書き直す?」 「いや、いいです。もうこのまま続けます、間違いじゃないし…」 郭嘉さんの言葉に、私は気を取り直して続きを書き始めた。 もちろん、一行じゃ書ききれないので、二行で。 「ほへとちりぬるをわかよたれそつねならむ、うゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす、ん…と」 「全っっ然、読めねえ」 「…まあ、でしょうねえ。…あ、このゐとゑは、今は殆ど使わないです」 かな書道の方が幾分書きやすいけど、みみずのたくった字みたいになるからやめた。 横から覗き込んだ李典さんが顔をしかめるのを見ながらそう返して、私はそこに○をつける。 郭嘉さんが書きあがったそれを自分の方へ反して目を通した。 その後ろから荀ケさんと荀攸さんが覗き込む。 「うん…音一つ一つに文字が割り振られてるのかなというのは分かったけれど…全然見たことが無い字だね…」 「本当ですね、全く読めません」 「俺も同じく……これをどう使って文を作るのですか?」 私はもう一度顔を上げて、言った。 「じゃあ、二行で収まるぐらいの文章書いてみましょうか?」 「是非、お願いします」 荀攸さんがそう言って頷いた。 それからまた伯寧さんが色々準備してくれる。 …なんか、ちょっと申し訳ないな…。 と思っていたら、私に筆を渡しながら伯寧さんが一言。 「私のことなら気にしなくていいからね」 「え…あ、はい…ありがとうございます」 笑顔で返された。 …読心術でも心得てるのかな。 郭嘉さんが新しいのを持ってくれてる。 私は筆を構えながらちょっと考えた。 「えーと、何がいいかな…自己紹介でいいか、えーと…私はです。出身国は日本です。好きなものは風呂上りの一杯、嫌いなものは面倒くさいこと。将来の夢……ん?将来の夢?」 「なんなんだ?それは」 李典さんが訝しげにそう言うので、私は一度顔を上げた。 「えーと、こういう自己紹介の定形文があるんです。まあ、大体は子供が書くものですけどね」 「へえ、変わってるな」 「そうですか?私のところでは普通なんですけどね………将来の夢、まあ、なんでもいいか………は、家が欲しい。以上まる、っと」 言いながら私は句点を打つと、筆をはなした。 我ながら上手く二行にまとめたと思う。 郭嘉さんが例の如く、それを反して目を通す。 伯寧さんが筆を預かってくれた。 「分かるような、分からないような、って感じかな」 「そうですね、郭嘉殿に同じくです。公達殿は如何ですか?」 「俺も同じです…それより…殿はお酒を嗜むのですか?」 おお、そこ、くる? 「ええ、まあ。風呂上りと仕事上りは特に欲しくなりますけど」 「ちょ、ちょっとまて。さっきから疑問だったんだが、あんた歳いくつなんだ?」 「李典殿…流石にそれは失礼でしょう」 荀ケさんが李典さんに言う。 さっきからって、いつから? ていうか、私が酒飲むとなんで歳を聞かれるの? 何から私突っ込んだらいいのか分かんないんだけど、とりあえず、あれなの? こっちにも酒飲むのに年齢制限があるわけ? そんなことを思っていると、目の前の郭嘉さんが。 「うん、それは私もずっと気になっていた。是非、教えてくれないかな?」 私は顔を上げた。 割とみんな興味津々。 ああは言いつつ、荀ケさんも。 そんなに年齢って気になる? 「別に構わないですけど…多分、皆さんが思ってるほど若くないですよ、私……」 もう一回、順繰りにそれぞれの顔を見回してから、私は答えた。 「……、 歳です」 何歳って言ったかは、皆さんの心に委ねますが、アラサーです。 それはさておき。 ほらね、みんな固まっちゃったじゃん。 「う、うそだろ」 「嘘じゃないです、嘘言ってどうするんですか。嘘で言うなら16ぐらいのこと言いますよ」 「いやいやいやいや、ありえねえ」 「いや、ありえます。私の生きてる年数です」 「うそだ」 そう言って、なぜか李典さんはそこに頭を抱えてしゃがみ込んだ。 …なんだ、ちょっと失礼じゃないですかね。 いくつだと思ってたんだ。 「いや、自分で言うのもなんですけど、年齢の割に落ち着きがないのでしょうがないとは思いますよ。そうやって考えるとよっぽど、十四、五ぐらいの頃の方が落ち着いてたと思いますけど…一体いくつだと思ってたんですか?」 「…絶対、俺より五つ六つ年下だと思ってた」 「それは申し訳ありませんでした」 そこで、郭嘉さんが口を開いた。 「まあ、驚きはしたけど…私は納得、かな」 「私もです」 「俺もです」 荀ケさんと荀攸さんが、ほぼ同時に答える。 何かよく分かんないけど、それなら良かったわ。 流石、頭のいい人たちは違うね。 …別に、李典さんが馬鹿だなんて言ってないよ。 「私も納得だな。初めの頃は李典殿と同じように、ずっと年下かと思ってたけど…途中で考え直したよ、同じぐらいかいっそ年上かなって」 「私は何も言うまい」 とは、伯寧さんと文則さん。 私は苦笑いするしかない。 李典さんが顔上げて言う。 「じゃあ、逆に聞くけど、あんたは俺らがいくつだと思ってるんだ?」 「…私は仕事に関係ないなら歳なんてどっちだっていいんだけど……人間、中身でしょ」 「そう言って、逃げようたってそうはいかないぜ!」 びしっと指を差されて、私は盛大にため息を吐いた。 なんで、そうなるの…。 李典さんってこんなだったっけ…? 郭嘉さんが言う。 「李典殿、が困ってるみたいだけど」 「郭嘉殿は気にならない、っていうんですか!?」 「ん?私?…ううん、どうだろうね。まあ、聞いてみたい気はするけれど」 「ほら!俺らがいくつか当ててみるんだな!」 李典さんが腰に手を当てて私を見る。 いつ、年齢当てクイズになったんだろう…。 ていうか、郭嘉さん…否定はしないんだ…。 気になるもんなのか、そういうの。 私には分からない。 李典さんがずっとこっち見てる。 私はもう一度ため息を吐いた。 もう何でもいいから乗ってしまおう。 「なんか、色々わかりました…数字までは流石に分からないから、基本的に下か上かで答えるけど…それでいいですか?」 「ああ、いいぜ!」 「…じゃあ、李典さんから左へ順に答えますね。失礼したら、ごめんなさい」 言いながら、またもや、ため息を吐いてしまう私。 何やってんだろう…、合コンか? …まあ、あまりに忙しくて合コンの経験は一回しかないけど。 疲れたな、あの時も。 ん?私いま疲れてるのか…? そんなこと思う時点で、疲れてるか。 李典さんを見た。 …ていうか、自分で言っちゃってたよね、李典さんは。 「えーと、とりあえず、李典さん、さっき自分で言っちゃってますけど、年下ですよね」 「ああ、俺はもういい」 …じゃあ、なんのためにやるんだ…。 心で突っ込んでから、私は順繰りにさーっと流しながら答えた。 「え、とじゃあ、郭嘉さん…は年下。荀攸さんは年上、荀ケさんも…多分年上。伯寧さんは年下、文則さんは年上…かな。どうですか?」 「うん、正解」 「「正解です」」 「正解」 「うむ」 「なんでだ…!」 同時に全員が言った。 因みに、上から順に、郭嘉さん、荀ケさん、荀攸さん、伯寧さん、文則さん、李典さん。 …李典さんだけ何か、違ったけど。 李典さんが身を乗り出して言う。 「なんで、分かったんだ!特に荀ケ殿!」 びしっと指を差された荀ケさんが苦笑いしてる。 荀攸さんが荀ケさんを見てから言った。 「…まあ、確かに文若殿は外見だけなら一族の中でも年齢不詳と言われてますからね」 「ははは…公達殿。それ、私も初めて聞きました」 え、なにそのおい…じゃなかった謎の設定。 なにこの世界。 「それにしても…李典殿じゃないけれど、よく全員を言い当てられたね。まさか適当ってわけじゃないだろう?」 郭嘉さんが私に言う。 私は郭嘉さんに視線を向けた。 「ええ、まあ…適当と言いたいところですけど…」 「適当じゃないなら、どうして分かったっていうんだよ」 そういう李典さんに私は視線を上げたあと、中空を見てから言った。 「うーん、これでも人事担当してましたからね…」 「経験則ってことでしょうか?」 「そうですね、それが一番近いと思います。まあ、最初からそう思ってたわけじゃないですけど」 私は、荀ケさんの言葉にそう答えた。 李典さんが言う。 「なら、いつから?」 「んー、東平出てからです。東平を出て同行させてもらってから、ぼちぼち」 「…なんか、あんたすげーな」 李典さんがやたらしみじみ言うので、私はただ首を傾げた。 寧ろ、私から言わせれば…。 「いや、こんなこと言うのもアレですけど…私からしたら、李典さん達の方がすごいですよ」 「そうか?」 「ええ。少なくとも向こうで私が交流のあった同年代の男性陣は皆、精神年齢マイナス十歳…ああ、えと実年齢引くことの十歳みたいな感じでしたからね」 「それってどういう…」 李典さんのその言葉で、私にはそのときスイッチが入ってしまった。 こめかみに指を強くあてた。 「まず、自律性に欠ける。調べもせずにあれが分からない、これが分からない、学校で習ってないから知らない、そんなことは聞いてない知らない……ってメモまで渡してるんだから知らないことはないでしょ、読んでないの?…おまけに言ったことしかやらない、言ったことも出来てない、図解しても理解しない…これ以上もう砕けないわよ、絵が理解できないって頭の中どうなってるの…会社に来れば、朝から帰りたい、怠い、疲れた、他に口を開けば下ネタと彼女自慢、給料が安い…って給料分も働いてないでしょ君は……同じこと何十回も聞くし、図面のトレースごときで四日も五日もかけるし。その図面五時間で仕上がってるんですけど、写すだけなのにどうしてそんなに時間かけられるのかしら。何年君はここに勤めてるのよ…理解できないわ……かと言って厳しく言えば、いつもあんなに優しいのにどうしちゃったんですか、酷いですって泣き出すし…君はいくつ?泣きたいのは私だから、酷いの君だから。あと一回同じことしたら私の全責任をかけて、君の肝を全力で冷やしてやるわ。後悔しても遅いわよ…職権乱用?正社員と言う名の権利に甘えてあぐら掻いてるのはどこの誰か思い知るといい。よっぽどパートさんとバイトくんの方が働いてるって話よ」 私はそこではっとして、閉じてた瞼開けた。 それからもう一度瞼を閉じた。 「ごめんなさい…下らない愚痴を、しかも若干一名の……まあ、ここまで酷くはないけど、他も似たり寄ったりだし…少なくとも、ちゃんと自分で考えられるって素晴らしいと思う…彼らは是非、全力で見習うべきよ」 「、あんた…よく分かんねえが、苦労してんだな」 「分かってくれると、すごくうれしい…けど、こういうのは控えないと…自分の身を滅ぼすわ」 私は首を左右に一度振って言った。 荀攸さんが言う。 「それにしても…殿がいなくなって、その会社というのは大丈夫なのですか?殿は複数の業務を担当していたと記憶しています…今までの話を聞く限り、疑問なのですが」 「…確かに社長の言葉通り、色んなところの担当はしてましたけど、私ひとりぐらいいなくなっても問題はないですよ」 「そうでしょうか?殿は、相当の手腕とお見受けしますが…」 「あはは、荀ケさん、例えお世辞でも嬉しいこと言ってくれますね」 「いえ、本当のことを申したまでです」 「改まって言われると恥ずかしいな。お礼は言っておきますけど……まあ大丈夫、そこは問題ないです。私一人がいなくなっても、会社への影響なんて大したことないです」 私がそう言うと、荀攸さんが言った。 「とはいっても、殿が担当していた業務をいきなり別の方がこなすなど、できるのですか?」 「そうですね…そこは最悪を想定して業務が中断しないよう日ごろから私の業務を少しずつ伝えてありましたから、抜かりはないかと」 「一人に、ですか?」 そう聞き返すので、私は手と一緒に首を横に振った。 「いやいや、まさか。自分がやっておきながら、ですけど…はっきり言って一人が抱えるようなものじゃないと思ってます。分身出来るなら最低二人は欲しいですもの」 「なるほど」 そう言って荀攸さんが頷いた。 「そういう分けなので、数人を選んだ上で私なりに適性判断してから仮の業務担当者として指導してましたから、きっと私以上にこなしてくれてます。私程度いなくなっても何の問題もありませんし、資料もすぐ出せるようにまとめてあります。それに…」 「それに?」 荀ケさんが聞き返す。 私は目を閉じて、勤務先を思い出した。 瞼を上げてから言った。 「…それに、一人がいないと成り立たない会社なんて会社じゃないです。一人がいないと成り立たない国は、国って言えますか?多分、そういうことです」 私は確かに一従業員として働いてたけど、根本にあったのは社長の理想を遂げることのできる会社を守って育てる、厚かましいけどその手伝いがしたかった。 戻れるのか望み薄すぎるけど。 そんなことを思う。 荀ケさんと荀攸さんはちょっと驚いたような反応をしていた。 私は一拍おいてから続ける。 「まあ、でも本当にそれで会社が立ち行かなくなっていたら、その時は私の見る目も無くて力不足だった、ってことかな……どっちにしろ、彼らを信頼してるから心配してないけど。私程度が出来てたことだし」 「おいおい、そんなこと言って、もし本当になくなってたらどうするんだよ」 「んー、あんまりもしも、っていう話は好きじゃないんですけど、そうですね…」 私はちょっとだけそれを想像してから、李典さんの問いに答えた。 「万が一、向こうに戻れて、万が一、会社がなくなってたら…私は社長を探して、もう一度頭を下げます」 「それは、どうして?」 郭嘉さんが言った。 私は続ける。 「私は社長の考えに同調してあの会社に勤めたんです。まあ、勘がやたら鋭い代わりに社長というには職人気質すぎて不器用な方ですけど……だけど、考えに同調してるってことは今でも変わりません。だから、もしそうなってたら、もう一度一緒にやらせて下さいって社長に頭を下げます。何度でも…」 「その社長さんは、にそれだけ思って貰えて幸せだね」 「…そうでしょうか?」 「ええ、郭嘉殿のおっしゃる通りだと思いますよ」 「…もし、そうだったら……まあ、嫌な気はしないですね」 言いながら、私は何となく社長のことを思い出した。 多分、また気難しい顔して現場へ顔出してるんだろう。 そのせいで固くなった空気壊したくて無理して寒いオヤジギャグ一生懸命考えてる。 そうに違いない。 だっていつもそうだもの。 やめた方が良いって言ってるんだけどな…。 そう思ったら、呆れたのと同時に思わずふっと笑ってしまった。 「そういうもしも、なら嫌いな話ではないです」 顔を上げると、全員、なんか子犬愛でるような表情をしてた。 そんな要素、今あった? …私、また何か変なことでも言ったか…。 しまったな…。 ところで、大分時間経ってると思うけど、みなさん用事とか無いのかな? 仕事?じゃないのかしら…。 そんなことを考えていたら、見透かしたように伯寧さんが言った。 「さて、話もひと段落したところで、私たちはそろそろお暇しようか」 …やっぱり読心術とか心得てるんじゃないのか? 荀ケさんが相槌を打って言う。 「はい、そうですね。私と公達殿も、このあと主公のもとへ行かなければなりませんし」 「はい。文若殿と満寵殿のおっしゃるとおり、頃合いです」 「うん。私もとりあえずは満足、かな」 荀攸さんが荀ケさんの言葉に頷く。 郭嘉さんは、何に満足したんでしょうか…。 わからないな…。 「そうだな。その、なんだ…、殿とも話が出来たし!」 李典さんが、なぜかそこで呼び捨てない。 どうしちゃったの…。 「…なんで今更畏まるんですか、李典さん……いいですよ、で」 「そっか!じゃあ、またな」 「はい、李典さん。また」 私は口元をゆるめて、頭を下げた。 顔を上げてから一拍おいて、荀ケさんと荀攸さんが私に言う。 「では、私たちもこれで」 「また今度。殿」 「はい、荀ケさん、荀攸さん。ありがとうございました」 私は李典さんにしたのと同じように、頭を下げた。 それから郭嘉さんが立ち上がる。 「じゃあね、。今日は本当に楽しかったよ」 「はい、郭嘉さん。またよろしくお願いします」 「では、皆を送ろう。はそのまま」 立上りながらそう言った文則さんに、私は短く答えて頷いた。 立ったときふらつかない、という自信は無かったから。 文則さんが皆を外へ促していく。 その後ろ姿を私は座ったまま見送った。 にしても、李典さん。 …年下…気にしてるのかな…。 理由は全然分からないけど。 そんなことを考えながら首を傾げる。 「」 私は顔を上げた。 最後に残ってたらしい伯寧さんが寝台に腰かける私の真正面、三歩ほど先でこちらを見下ろしてる。 なんともいえない複雑そうな表情をして。 …なんか、あったんだろうか。 「伯寧さん…どうか、したんですか?」 伯寧さんは、ほんの暫く沈黙したあと、首を振った。 そして、いつもと変わらず笑みを浮かべる。 「いや、なんでもない……また来るよ、」 「はい、ありがとうございます」 戸に向かって歩いていく伯寧さんの背中を見送る。 唐突に足を止めて、こちらを振り向いた。 「体調が万全になるまでは、大人しく寝ていること。わかったかい?」 「はい、大人しく寝ています」 「うん、いい返事だ。またね」 「はい」 私は笑顔で返しながら手を振った。 気配が遠のいていく。 私の気のせいだったのかな。 なんか…。 私は首を横に振った。 今、そんなこと考えてもしょうがない。 部屋を見回す。 誰もいなくなって静かになった部屋。 まるで嵐みたいだったなー、と私は一人で静かに笑った。 余韻が、ただ心地いいな、と思った。 ――だけど、その夜。 私は深夜、まわりが寝静まった頃に飛び起きた。 片手で顔半分を覆った。 あまりに真っ暗で、月が出ていないのだと知った。 「見る夢が増えたな…嬉しくない」 その呟きは、闇に吸い込まれていく。 再び寝つける気は、全くしなかった。 つづく⇒ ぼやき(反転してください) 詰め過ぎたかな…無駄に長くなってしまった ヒロインの年齢はあえて言及しませんが、本人が言っていたようにアラサーです 無双キャラの年齢(生年)設定は下の方に伏せとくので、知りたい方だけ自己責任でお願いします ○ついてるのは正史で拾ってあります それ以外は死んだ年齢このぐらいだろっていう所から逆算のわたしのいい加減な妄想です 戯家連載と連携させてません 因みにこの26話は、194年に起きたこと、のつもりで書いてるので年齢は194年現在です まあ、とりあえず、なんだ。 もう最初の于禁で落ちちゃえばそれでいいんじゃないの、って思いました あと何しろっていうんだ← それから、李典がよく分からない← 李典のこと、勉強し直してくるわ… 荀ケの年齢不詳設定はご存知の通り、勝手な設定です ここではそういう事にしてあげてください 2018.04.18 →ここから無双キャラの生年及び年齢設定@194年現在 ○ついてるのは正史で拾ってあります、因みに無双キャラ同士は基本的にお互いの年齢を知らない設定です ○以外は死んだ年齢このぐらいだろっていう所から逆算のわたしのいい加減な妄想(読む方は自己責任の上反転) 于禁160年生34歳/満寵169年生25歳/○郭嘉170年生24歳/○荀ケ163年生31歳/○荀攸157年生37歳/李典174年生22歳 1※李典は36歳没で逆算するとすっげー若くなるので、こんぐらいがベストって感じにしました。 2※郭嘉は正史記述だと年齢は数え年だと思ったので、-1歳で計算してあります。 3※今更、無双8の事典に生年が載っていることを知りました(2018.07月現在)…結構違ってたけど、気にしない! ![]() |
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